LOCAL by flywheelで構築したローカル環境に本番サイトをインポートする方法

前回、LOCAL by flywheelを使ってWordpressのローカル環境を構築する方法を説明しました(LOCAL by flywheelならWordPressのローカル環境がこんなに簡単に構築できる)。

今回は、構築したローカル環境に本番サイトをインポートする方法を説明します。

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本番サイトのWordpressデータをダウンロードする

FTPクライアントソフトを使って、本番サイトのWordPressデータをダウンロードします。

僕はFileZillaというソフトを使っています→Download FileZilla Client for Windows (64bit)

WordPressデータを、ルートディレクトリ(「/」)ごと、ローカルにダウンロードします。

写真などファイル数が多いとそれなりに時間がかかります。

本番サイトのDB(データベース)からSQLファイルをエクスポートする

契約しているレンタルサーバーの管理画面などから、DB(データベース)へアクセスしてSQLファイルをエクスポートします。

僕はMixHostを使っているので、MixHostの場合で説明します。

MixHostのサーバー管理画面(cPanel)にログインします。

「データベース」欄にある、「phpMyAdmin」をクリックします。

ログイン後、phpMyAdminの左側にデータベース名が表示されているので、該当のデータベースを選択して下さい。

該当のデータベースの画面に遷移したら、画面上部の「エクスポート」をクリックします。

画面下部の「実行」ボタンを押して、SQLファイルをダウンロードしてください。

WordPress設定ファイル(wp-config.php)を編集する

「wp-config.php」というファイルを編集します。
wp-config.phpはダウンロードしたWordpressデータのルートディレクトリ(「/」)にあります。

僕はNotepad++というエディタを使っています→Notepad++ Home

以下の、「データベース名」、「ユーザー名」、「パスワード」を、Local by flywheelで設定したものに書き換えます。

// ** MySQL 設定 - こちらの情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のデータベース名 */
define('DB_NAME', 'データベース名');

/** MySQL のユーザー名 */
define('DB_USER', 'ユーザー名');

/** MySQL のパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');

/** MySQL のホスト名 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
define('DB_HOST', 'localhost');

ローカル環境のDBにSQLファイルをインポートする

Local by flywheelの管理画面の該当サイトの、DATEBASEタブにある[ADMINER]をクリックすると、Adminerが開かれます。

AdminerはphpMyAdminと同じような、データベース(MySQLなど)管理ツールです。
Local by flywheelではDBの管理にはAdminerが使われています。

左側のメニューからインポートを選択します。

[ファイルの選択]で先ほどエクスポートしたSQLファイルを選択し、[実行]をクリックします。

これでDBのインポートは完了です。

wp_optionsテーブルのデータを書き換える

次に、インポートしたDBのwp_optionsテーブルのデータを書き換えます。

まずは、Adminer左上のプルダウンメニューから先ほどインポートしたDBを選択して下さい。

wp_optionsテーブルを選択します。

左上のデータをクリックします。

1行目のsiteurl、2行目のhomeの値を編集します。
本番サイトのDBをインポートしたものなので、ここの値は本番サイトのURLになっていると思います。

これらをLocal by flywheelで作ったローカルサイトのURLに変更します。

左側の[編集]を押すことで、値を編集することができます。

(画像は変更後です。)

ローカル環境にWordpressデータを上書きする

次に、ローカル環境のWordpress構成フォルダに、本番サイトのWordpressデータを上書きします。

Local by flywheelの管理画面で、該当サイト名の上で右クリックをするとサブメニューが出てくるので、その中の[Show Folder]をクリックすると、Wordpress構成フォルダがエクスプローラで開きます。

\サイト名\app\publicと辿っていくと、Wordpressデータが格納されています。

[public]内に本番サイトからダウンロードしてきたファイルを全て上書きします。
Wordpressの構成を丸々上書きすればOKです。

WordPressプラグインSearch RegexでURLの一括置換を行う

ローカルサイトのWorspress管理画面を開いて下さい。

正常にアクセスできればここまでの手順はOKです。

最後に、記事内などのリンクや画像のURLを一括置換します。
(このままの状態だと、内部リンクや画像が本番サイト内のものになっています。)

Search Regexというプラグインを使うので、インストールしていない場合はインストールして下さい。

インストールしたら、メニューから[ツール]-[Search Regex]と進んで下さい。

Search patternに本番環境のURL、Replace patternにローカル環境のURLを入力して、Searchを押します。

検索結果が表示されるので、間違いないか確認して[Replace&Save]をクリックします。

完了メッセージが表示されればOKです。

さいごに

これでとりあえずのインポート作業は終わりです。
本番サイトに限りなく近いコピーローカル環境を構築できたのではないでしょうか。

オフラインで記事を書き溜めるときや、Wordpressテーマファイルを編集してデザイン変更を試すときなどに使いやすいと思います。

Comments

  1. […] LOCAL by flywheelで構築したローカル環境に本番サイトをインポートする方法 […]

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