ブログの記事内で使えるボックスデザイン(囲み枠)の作り方と、記事投稿画面のビジュアルエディタにプルダウンメニューを追加してボックスを使えるようにする方法を紹介します。
以前FontAwesomeを使って記事を装飾する方法を説明したので、今回はFontAwesomeを使ったボックスデザインも紹介します。
ボックスとは
ボックスとは、囲み枠のことです。
ブログ記事内で、適度にボックスデザインを取り入れると、文章に見た目の変化をつけることができるので、読みやすくなります。
ボックスの作り方
ボックスはCSS(スタイルシート)を利用して、簡単に作ることができます。
例えば、シンプルなグレーのボックスは
(CSS) .grey-box{ background-color: #f6f6f6; padding:20px; margin-bottom:1em; }
(HTML) <div class="grey-box"> グレーボックス シンプルなグレーボックスの表示例です。 </div>
これだけで作ることができます。
シンプルなグレーボックスの表示例です。
HTMLは記事の投稿画面のテキストエディタで入力、CSSはスタイルシートに記述します。
ボックスデザイン例
1.枠線付きのボックス
背景色の他に枠線もつけました。
.box-style1{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; background-color:#f6f6f6; border:1px solid lightgrey; }
2.枠線のみのボックス
背景色はなしで、枠線のみのボックスです。
.box-style2{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; border:1px solid lightgrey; }
3.枠線太めのボックス
背景色はなしで、枠線のみのボックスです。
.box-border-bold{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; border: 7px solid #f6f6f6; }
4.角を丸めたボックス
四隅の角を丸くしました。
.box-style3{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; background-color:#f6f6f6; border-radius:5px; }
5.二重枠線のボックス
枠線を二重線にしました。
.box-style4{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; border:3px double lightgrey; }
6.上だけ太線
上にだけ太めの線をつけました。
.box-style5{ padding: 20px; margin-bottom: 1em; background-color:#f6f6f6; border-top:5px solid lightgrey; }
7.上下ストライプ
.box-style6{ position:relative; } .box-style6:before, .box-style6:after{ content: ""; position: absolute; left: 0; top:0; width:100%; height: 4px; background: repeating-linear-gradient(-45deg, #fff, #fff 1px, #b4b4b4 1px, #b4b4b4 2px); } .box-style6:after{ top:auto !important; bottom:0; }
8.上下線
上下線ボックスの内容。タイトル付きのボックスです。
.box-style7{ border-top:1px solid #353C42; border-bottom:1px solid #353C42; width:95%; margin-left:auto; margin-right:auto; padding:1.2em; } .box-style7-label{ text-align:center; margin-bottom:1.5em; font-size:.9em; }
FontAwesomeを使ったボックスデザイン例
子テーマのCSS(スタイルシート)に記述し、記事内でクラス指定をすれば使えるようになります。
色やサイズを、自分のブログに合うように調節して使って下さい。
9.チェックボックス
.check-box{ background-color:#F2F2F2; padding: 20px 20px 20px 50px; position: relative; margin-top: 1em; margin-bottom: 1em; display:block; } .check-box::before{ font-family: "FontAwesome"; content: '\f058'; font-size: 40px; position: absolute; top: 20px; left: 8px; color:#d9d9d9; }
10.シェプロンボックス
.chevron-box{ background-color:#cfddd9; color:#366c73; padding: 20px 20px 20px 50px; margin-top: 1em; margin-bottom: 1em; display:block; } .chevron-box::before{ font-family: "FontAwesome"; content: '\f138'' '; color:#285750; font-size: 40px; position: absolute; top: 20px; left: 8px; }
11.矢印ボックス
.arrow-right{ background-color:#F2F2F2; padding: 20px 20px 20px 50px; position: relative; margin-top: 1em; margin-bottom: 1em; display:block; } .arrow-right::before{ font-family: "FontAwesome"; content: '\f0a9'; font-size: 40px; position: absolute; top: 0px; left: 8px; color:#d9d9d9; }
12.フラッグボックス
.flag-box{ background-color:#F2F2F2; padding: 20px 20px 20px 50px; position: relative; margin-top: 1em; margin-bottom: 1em; display:block; } .flag-box::before{ font-family: "FontAwesome"; content: '\f024'; font-size: 30px; position: absolute; top: 0px; left: 10px; color:#d9d9d9; }
13.タグボックス
.tag-box{ background-color:#F2F2F2; padding: 20px 20px 20px 50px; position: relative; margin-top: 1em; margin-bottom: 1em; display:block; } .tag-box::before{ font-family: "FontAwesome"; content: '\f02b'; font-size: 30px; position: absolute; top: 0px; left: 10px; color:#d9d9d9; }
ビジュアルエディタのスタイルにボックスを追加する方法
Wordpress記事投稿画面のビジュアルエディタで、先ほど作成したボックスを簡単に使う方法です。
function.php(テーマファイル)に追記する方法もあるのですが、今回はプラグインを使った方法を紹介します。
AddQuicktagというプラグインを使います。
▼こんな風にQuicktagsというプルダウンメニューの中に作成したスタイルが入ります。
プラグイン(AddQuicktag)の導入
WordPress管理画面左側のメニューから[プラグイン]→[新規追加]をクリックし、AddQuicktagを検索してインストール、有効化をして下さい。
AddQuicktagの設定方法
WordPress管理画面左側の[設定]ー[AddQuicktag]をクリックすると、AddQuicktagの設定画面に遷移します。
設定内容を順番に説明します。
・開始タグ:今回はボックスなので<div class=”grey-box”>など
・終了タグ:閉じるタグ</div>など
・チェックマーク:チェックを入れた場面で使えるようになる。
ビジュアルエディターでボックススタイルを適用する
設定後にビジュアルエディターを開くと、[Quicktags▼]というプルダウンメニューが表示されているはずです。
このメニューを開くと、設定したスタイルがあります。
これで、自分で作ったボックスがビジュアルエディターから簡単に使えるようになります。
AddQuicktagはタグを追加するプラグインなので、太字や赤字などボックス以外にも使えます。
さいごに
記事内にボックスデザインを取り入れると、読みやすくなります。
今回紹介したボックスデザインサンプルはコピペOKですので、是非使ったり応用したりしてみて下さい。
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