Googleドライブで、誤ってファイルを完全削除してしまったときに復元をする(できるかもしれない)方法を紹介します。
Googleドライブヘルプセンターへ問い合わせるのですが、方法がけっこう分かりにくいのでまとめました。
Googleドライブのファイル削除とゴミ箱の仕組み
Googleドライブでは、削除されたファイルは一度”ゴミ箱”という場所に入ります。
これはWindowsと同じ仕組みなので、なんとなく理解できると思います。
↓”削除”
ゴミ箱に移動
↓”ゴミ箱を空にする”
完全削除
という流れです。
ゴミ箱に入っている状態のファイルは、自分で復元可能です。
ファイルはゴミ箱から削除することではじめて、きちんと削除されます。ゴミ箱から削除しない限りはストレージ容量は空かないので注意してください。
そして、問題は誤って削除したファイルを、ゴミ箱からも削除してしまった場合。
今回はこれを復元する方法を説明します。
復元できるファイルの条件
復元できる(かもしれない)ファイルには条件があります。
- 自分がオーナー(所有者)だった
- Googleドライブにアップロードされたか、Googleドライブで作成された
- Googleドライブのゴミ箱から削除された
- 削除してからあまり時間が経っていない(どれくらいまでOKかは分からないが、以前1週間前くらいに削除したファイルは復元できた)
オーナーが自分だったファイルしか復元できないので、共有ファイルなどで他人がオーナーだったファイルは対象外です。
ゴミ箱から削除(完全削除)したファイルを復元する方法
ゴミ箱から削除してしまったファイルは自力で復元することはできませんが、Googleドライブのヘルプセンターに問い合わせることで復元できる可能性があります(確実ではありません)。
まずはGoogle Drive Helpにアクセスします。
このページは各国語で用意されているのですが、日本語には問い合わせメニューがない(2020/4/14確認)ので、英語ページを表示させてください。
Google公式のヘルプページのどこかにもそう書いてあったと思います。
ページの一番下で言語を変更できます。
同じくページの下の方にある[Need more help?]内の[Contact us]をクリックします。
Contact Usのページが表示されるので、まずは問い合わせる内容を入力します。
これは入力したキーワードに関連したヘルプやコミュニティのページが表示されるだけなので、”deleted”などと入れれば良いと思います。
入力したら[Next step]をクリックします。
いくつか表示される候補の中から、[Permanently deleted my file]を選択します。
関連するヘルプやコミュニティのページが出てきますが、その下の[Next step]をクリックします。
問い合わせの方法が表示されます。
文章の中ほどにある[Click here]をクリックします。
Find or recover a fileというページに移動します。
ページ下部までスクロールして、[Contact us]をクリックします。
[Sign in again]をクリックします。自分のアカウントを確認して、[Next]をクリックします。
パスワードを入力して、[Next]をクリックします。
File Recoveryというページに移動します。
名前を入力して、[Submit]をクリックします。
自動送信のメールが来ます。
この後、ヘルプセンターの担当者からメールが来るので、状況に応じて説明などすると対応してもらえます。
ヘルプセンターの人は、プライバシーの関係上、具体的なファイル名などを見ることはできないので、最近削除したファイルをすべて復元してもらい、自分で必要なものだけ残して削除し直すという流れとなります。
ファイルを復元させることでストレージ容量をオーバーしてしまう場合は、一定期間だけ無料で増量してもらえます。
さいごに
問い合わせが分かりにくい上、現状だと日本語には対応していませんが、あまり細かいやり取りをするわけではないので、英語がわからなくてもGoogle翻訳を使えば問題ないレベルだと思います。
間違えてファイルを完全削除してしまったときは、なるべく早めに問い合わせてみてください。
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