自分の複数デバイス(スマホ・タブレット・パソコン)間や他の人とテキストやファイルをやり取りするときに、多くの人はLINEやメールを利用していると思います。
今回はPushbulletというサービスを使い、複数デバイスや他人間でのテキストやファイルのやり取りをスムーズに行う方法を説明します。
普段から2つ以上のデバイスを使っている人や、夫婦・恋人・友人・同僚などと簡単にファイル送受信をしたい人におすすめです。
Pushbulletとは
Pushbulletは、自分が持っている複数デバイス(スマホ・タブレット・パソコンなど)をプッシュ通知によって連携することができるサービスです。
例えば、パソコンで読んでいるウェブページをスマホに送ったり、スマホの着信やSMS、LINEの通知をパソコンに送ったりすることができます。
また、「Remote File(リモートファイル)」という機能を使えば、それぞれのデバイス内のファイルに別のデバイスから直接アクセスすることができます。
Pushbulletのインストール
Pushbulletには、以下の4種類のプラットフォームが用意されています。
- ブラウザ
- デスクトップ:Windows
- ブラウザ拡張機能:Google Chorome、Firefox、Opera
- スマホアプリ:Android/iOS
利用したいデバイスに合ったソフトをインストールしてください。
私はスマホのAndroidアプリと、パソコンではデスクトップアプリ(ときどきブラウザ版)を使っています。
Pushbulletはログインをして使うサービスですが、FacebookまたはGoogleでログインできるので、面倒なアカウント作成作業はなく簡単に使い始めることができます。
デスクトップ版をインストールすると、Pushbulletのアイコンがタスクバーに常駐するようになります。

Pushbulletでできることと各機能の使い方
Pushbulletでできることと、各機能の使い方を説明します。
自分のデバイス間でのメッセージ(テキスト・画像・文書・その他)
Pushbulletをインストールしてログインしている自分のデバイス間でメッセージ(通知)のやり取りをすることができます。
一番良く使う場面は、パソコンで見ていたウェブページをスマホで開きたいとき。
パソコンのブラウザでURLをコピーしてPushbulletに貼り付ければ、すぐにスマホに通知が届きます(逆も同じく)。
Google Choromeなどブラウザの拡張機能を使えば、今開いているページのリンクを1クリックで貼り付ける機能があり、更に便利です。
また、テキストの他に画像ファイルやPDFなどのファイルを添付することもできるので、スマホのスクリーンショットをすぐにパソコンで使う、パソコンで見ていたPDFやエクセルのファイルをスマホに移動する、などの作業がスムーズになります。
自分のデバイス間でLINEができると思えば分かりやすいと思います。
使い方
Pushbullet左側のメニューから[Devices]タブを開くと、自分のログインしているデバイスが表示されます。
メッセージを送りたいデバイスを選択し、右側のメッセージエリアでメッセージや添付ファイルを送ります。
他ユーザーとのメッセージ(テキスト・画像・文書・その他)
上の項目で挙げたようなメッセージ機能で、Pushbulletを利用している他のユーザーともやり取りすることができます。
夫婦や友人、プロジェクトチーム内で情報共有をするときに便利です。
使い方
Pushbullet左側のメニューから[People]タブを開くと、友達登録をしている他ユーザーが表示されます。
友達を選択し、右側のメッセージエリアでメッセージや添付ファイルを送ります。
友達を追加する場合は、[Add a friend]をクリックします。
リモートファイル(他デバイスからのファイルアクセス)
「リモートファイル(Remote File)」という機能を有効にすると、それぞれのデバイス同士で直接ファイルにアクセスすることができるようになります。
パソコンのPushbulletからスマホのデータを、逆にスマホのPushbulletからパソコンのデータをダウンロードすることができます。
(正確には、ダウンロードすると上に書いたメッセージ機能で送られてくる)
使い方
リモートファイルの機能を利用するには、それぞれのデバイスで設定が必要です。
パソコンでは、Pushbullet左側のメニューから[Explore]-[Remote Files]を開き、[Remote Files access]のチェックを入れます。
スマホでは、アプリの設定画面から[Remote Files access]のチェックを入れます。
(スマホの画面がフランス語になっているので見にくいと思いますが、上から4番目の項目です)

これでリモートファイルが使えるようになりました。
以下の画像は、ブラウザ版のPushbulletからリモートファイル機能を使ってスマホのデータを見ている画面です。
通知(着信・SMS・LINE・スマホアプリの通知など)の共有
通知の共有機能を有効にすると、スマホの着信やSMS、LINEのメッセージ、その他アプリの通知をパソコンにも表示することができます。
使い方
通知の共有機能を利用するには、スマホ側で設定が必要です。
スマホアプリ下部メニューの[Notification(通知)]を開き、1番上の項目にチェックを入れます。
4番目の項目をタップすると、アプリごとのON/OFF設定を行うことができます。


さいごに
Pushbulletは、スマホとパソコンをシームレスに使いやすくなる、かゆいところに手が届くような機能が便利だと思います。
各デバイスへのインストールと簡単な設定さえしてしまえばすぐに使えるので、おすすめです。
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[…] スマホ・パソコン間でテキストやファイルをやり取りする方法。Pushbulletの使い方 […]